こんにちは,ゲンゴロウです。
さて,問題です。
ぼくは今どこにいると思いますか?
じつは,北山杉の産地で有名な京北地区に来ているんです。
川端康成『古都』の舞台になった場所です。
「清滝川の岸に,急な山が迫って来る。やがて美しい杉林が眺められる。
実にまっすぐにそろって立った杉で,人の心こめた手入れが,一目で分かる」。
これが名高い北山台杉。株を台にして,杉が生えるので,
伐採ごとに植林の必要が無いそうです。
「杉がみな,真直ぐに,きれいに立って,
人間の心もあんな風やったら,ええなとおもうのどっしゃろか」。
麿丸太を並べた材木工場。小説そのままの風情。
「丸太は軒端近くに,きちんと一列に,立ててならべてある。
二階にも,立ててならべてある」。
その後は,美山の茅葺きの里へ足を伸ばしました。
白川郷に似て,趣のある懐かしい古民家が並びます。
帰宅後,お腹がすいたのでおやつを作成。
ぼくのソウルフード,いきなり団子です。
色が茶色いのは,全粒粉を使ったから。
え? 餡子がない?
ぼくの実家では,芋だけだったんです。
メインはカルボナード。牛肉のビール煮込みですね。
フランス生活を思い出しつつ作成。われながら上出来です。
〆のデザートは美山の米ケーキ。
おいしそうでしょ? また,お便りします。