ゲンゴロウの京都日記

パリから帰国したゲンゴロウが、京都生活を綴るブログ。

京都のダンディ

こんにちは,ゲンゴロウです。

サテンのシャツとジレ,似合っていますか?

最近,ヨーロッパのダンディに憧れています。

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というのも,新聞記事で生田耕作のダンディぶりを知ったのです。

彼はフランス文学者で,京都大学教授だった人。

長身の伊達男で,お墓は洛北の常照寺にあるとの由。

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さっそく彼の墓所を訪ねて,鷹峯にやって来ました。

ここには懐かしの備中高松城から移築された城門があります。

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そのすぐ側にあるのが,お目当ての常照寺。

新緑眩しい参道を歩きます。

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この寺を名高いものにしているのが吉野門。

島原一の名妓,吉野太夫が寄進した山門です。

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彼女の墓も,このお寺の墓地にあります。

諸芸に秀でた吉野太夫に,ゲンゴロウもパン作りの上達を願います。

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吉野太夫が愛した吉野窓。

完全な円ではなく,下の一部が欠けています。

完成体よりも,未完のほうが伸び代がある,ということらしいです。

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裏手の鬱蒼とした森を抜けると,由緒ありそうな池。

自然が手つかずで残る美しい風景に,ゲンゴロウも感動しました。

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帰宅後,図書館に立ち寄って,耕作先生の本を借りてきました。

その名も『ダンディズム,栄光と悲惨』。

己の生き方を貫いた西欧のダンディたちを紹介した本です。

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でもゲンゴロウには難しすぎて,なかなか敷居の高い本でした。

もうちょっと賢くなって,再チャレンジするつもり。

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夕食にはアルノー君に手伝ってもらって,バタールを作成。

またしても自家製の酒粕酵母を使用しました。

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でもちょっとクープに失敗して,いびつな形に・・・

バゲット・マイスターへの道は遠いです。

また,お便りします。

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