サリュ! ゲンゴロウです。
今日がパリ最後の日ですが、あいにくの雨。
でも、めげずにマレ地区へと繰り出しました。
マレ地区といえばファッションの中心地ですが、
ユダヤ人のカルチエとしても有名です。
このパン屋さんは、ユダヤのパンやお菓子を売っていました。
もちろん、ユダヤ人伝統のファストフード、
ファラフェルのお店もあります。
ユダヤ教関連の祭具を販売するところもあります。
カラフルでとっても素敵。
マレ地区はまた、中世の古い街並みが残ることでも知られています。
これは、ミロン街にある木組みの家。
こちらは、カルナバレ美術館とパリ歴史図書館、
それからラモワニョン館の中庭です。
そこから徒歩で、バスティーユ近くのヴォージュ広場へ。
ここは、ヴィクトル・ユゴーが邸宅を構えたことで有名です。
ヴォージュ広場を取り囲む回廊には、画廊やカフェが軒を連ねています。
風変わりな芸術作品を見て歩くだけでも、楽しい気分になります。
ユゴーの暮らした家は、今では記念館として無料で開放されています。
ぼくも『ノートルダム・ド・パリ』の作者に敬意を払い、さっそく入館。
いきなりユゴーの胸像がお出迎え。
けっこう厳しいお顔つきで、ちょっと怖いです。
課外授業の小学生たちが記念館を訪問。
先生の話に、熱心に耳を傾けていました。
詩人の東洋趣味で彩ららえた部屋。
木版に彫られたユーモラスな絵は、すべてユゴーの手になるものです。
緑色に染め上げられているのは、ユゴーの仕事部屋。
こんな壁紙も、意外に落ち着きますね。
真ん中に見えているのは、作家の机。
椅子がないのは、ユゴーは立ったまま執筆したからだそうです。
ブルターニュのドルメンを描いたユゴーのデッサン。
さきほどの中華風の絵画といい、すごい画力です。
彼は、ダヴィンチのような万能人だったのですね。
ユゴーの寝室は、うってかわって、真っ赤なクロスに覆われています。
このベッドの上で、彼は死を迎えました。
その後はモンパルナスのカフェ、ラ・ロトンドで一服。
ここに通ったモディリアーニに思いを馳せます。
シックだけど気取りのない内装と、リーズナブルなお値段。
ぼくはすっかり、ラ・ロトンドの虜になりました。
また、かならず帰ってきます。
今日でパリ滞在最後ということで、
ボナパルト街のピエール・エルメで、マカロンを奮発。
明日、京都に帰ります。
ア・ビヤント!