ボンジュール、サリュ!
ゲンゴロウです。
今日は、ちょっとホラーなパリを紹介します。
ここはパリの繁華街、ダンフェール・ロシュロー。
ダゲール市場で有名な場所。
いつも大勢の買い物客で,賑わっています。
でも,その地下19メートルの奥深く。
そこには死の王国が広がっています。
それはカタコンブと呼ばれる共同地下墓所。
ここには、無数の人骨が葬られています。
そもそもは、レ・アールからイノサン墓地を撤去した際、
そこに葬られていた死者たちを、ここに移したのが始まりと言われています。
入り口には「止まれ! ここは死の帝国である」との注意書き。
さすがのゲンゴロウも、怖くなってきました。
だけど、恐るべきドクロも、これだけ並べられると、あまり怖くありません。
むしろ、親しみすら感じてしまいます。
これなんかは、ハート型に並べられています。
怖いどころか、ちょっと・・・かわいい?
この死者たちも、かつては確かにこの世に存在した人間だったわけで、
それを思うと、なんだか不思議な気がしてきます。
出口にはラテン語での注意書き。
〜死を恐れぬ者とは、生を軽蔑することのできるものである〜
地上の生命にこだわりすぎると、死が無闇に怖くなってしまう、
だから、つかの間の人生ではなく、来世を見つめなさい、ということでしょうか。
カタコンブを見学して、死と生について瞑想していると、お腹がすいてきました。
そこで、モンパルナスのクレープ屋さん通りで昼食。
ぼくが入ったのは、クレープリー・ジョスランという人気店。
正午には、昼食を求める人でいっぱいです。
ここのクレープは、そば粉でつくられていて、ガレットと呼ばれるもの。
ブルターニュ地方の郷土料理として、よく知られています。
ワインではなく、シードル(林檎酒)と一緒にたしなむのが定石。
ぼくがチョイスしたのは、一番人気の昼定食(13ユーロ)。
コンプレ(卵・チーズ・ハム入りのガレット)がメインで、
これにシードルがつきます。
さらにデザートもセットなので、大変お得です。
甘い塩キャラメルバターのクレープは、とっても美味。
大満足の昼食でした。
また、お便りします。