ゲンゴロウの京都日記

パリから帰国したゲンゴロウが、京都生活を綴るブログ。

年末の法隆寺

こんにちは,ゲンゴロウです。

先日,冬休みを利用して,斑鳩の法隆寺を訪れました。

考古学者を目指すぼくにとって,憧れのお寺です。

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中門では仁王像がお出迎え。

すごい迫力で,畏敬の念をそそられます。

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法隆寺の伽藍は,左手に金堂,右手に五重塔,奥に大講堂。

さすが世界最古の木造建築,壮観です。

おまけに年末は参拝客も少なく,落ちついて拝観できます。

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ここから,夢殿に向かいます。

聖徳太子が瞑想に耽られた場所,どんな建物なんでしょう?

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これがその夢殿。噂通りの八角形の建物で,ちょっと近未来の建物みたい。

ここには太子生前のお姿を写した秘仏,救世観音が収められていますが,

開帳期間が限られていて,今回は見れませんでした。

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そこからさらに中宮寺へ。

こぢんまりとした尼寺で,山茶花がきれい。

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ここに鎮座ましましているのが,あの半跏思惟像。

なんとも優美で繊細なお姿で,すっかり魅了されてしまいました。

案内役の尼僧さまによれば,考える人のようなこの姿勢は,

衆生をいかにすれば救えるか,お悩みのお姿との由。

とすれば御仏も,救世の方途を求めて1400年も悩んでおられるわけです。

それに比べれば,ゲンゴロウの悩みなんて,大したことありません。

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(画像は Wikimedia Commons から転載)

 

帰宅後は,故郷から頂戴した野菜を使用して夕餉の準備。

ぼくのソウルフード,ガメ煮(通称,筑前煮)です。

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帰宅途中で購入したのが,京都人なら誰でも知っている海老芋。

これで大好物の,あの正月料理に取りかかれます。

みなさま,よいお年をお迎え下さい。

また,お便りします。

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